「みんなもう保育園に帰ったよ」 そんな声は全く聞こえず、ベンチにあいた穴から黙々と砂をこぼしています。 何度も何度も繰り返します。 こんなに夢中になれることがあるのです。 「これでおしまいにしよう」とこちらを振り向いてくれるまで しばらく待つことにします。