「ひょうごちょっとのぞいてみようツアー」無事終了いたしました!
「いっしょにいぐべ通信⑤」
3月 24 日(土)〜29 日(木)まで、福島県(福島市、いわき市、白河市)から7家族のこどもたち、お母さん、お父さんを神戸に迎えて「ひょうごちょっとのぞいてみようツアー」を開催しました。ご協力くださった全ての方々に心から感謝をいたします!(ホームページでのご報告が遅くなってすみません…)
このツアーの特徴のひとつは、期間中、こどもとおとなが分かれて行動する点でした。「福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト」メンバーや六甲学童保育所の皆さんのご協力を得て、こどもたちが思いっきり外遊びを楽しむ間、おとなチームは神戸YWCA メンバーと共に、 兵庫県内で提供されている被災者向け支援やサービス(住宅、仕事など)について、該当団体を訪問して情報収集。既に兵庫に避難してきている方々とも交流しました。各場所で、出会った方々にどんどん質問していただくことで(時には福島の現状アピールも!)、遠い福島からではなかなか得ることが難しい、具体的な生きた情報を、少しでも得ていただけるようつとめました。
夜には、こどもたちはぐっすり眠り、おとなたちは遅くまで泣いたり笑ったり、互いに語り合いました。
ひとりのお母さんがそっとおっしゃいました。「(放射能に対して不安をもつ)同じ思いの人たちと、ここにこうして一緒にいられるだけで幸せ」。福島のご家族が常に、見えない「隔ての壁」の中にいるのだと改めて思わされました。そんな中、プログラム最終日の振津かつみ医師との医療相談を経て、「自分の地域のお母さんたちにも、この話を聞いてほしい!」と動き出そうとするお母さんたちもいます。
いっしょにいぐべ福島。ご家族から聴き、学び、考えた6日間でした。
こどもチームは、土をいじっても平気、少々雨にぬれても大丈夫、そんな当たり前の春休みを楽しみました。うどんを作ったり、王子動物園のパンダを見たり、お兄さんに肩車してもらっ たり、楽しい〜!
最後の日には、ホワイトボードにうれしいメッセージも残していってくれました。ありがとう(涙)!。
おとなチームは、借り上げ住宅見学、避難者との交流、仕事相談、医療相談など盛り沢山。その合間に、神戸でのショッピングも楽しみました。