被災者生活復興調査の会
「被災者生活復興アンケート調査」実施
被災者生活復興調査の会が、毎月第4土曜日に神戸YWCAで開いている「被災者の集い」には、災害復興住宅の住民など毎回10名ほどの参加があり、自分たちの直面している課題について話し合いがなされています。
3月より、災害復興公営住宅でアンケート調査を実施することになりました。以下はその趣意文です。
震災から既に7年目を迎えています。心に期していた災害復興住宅での生活もスタートして久しくなりました。本来ならぱ、元の暮らしが再建されていて、震災前に勝る生活に向かって歩み始めてもいい時期なのに、しかし、実際は経済的に、精神的に、また、人間関係において、私たち被災者は息苦しい日々から抜け出ることができていません。私たちは仮設住宅時、1997年秋の災害復興公営住宅第4次募集に直面して苦闘を強いられた仮設居住者に対するアンケート調査を通して、その苦闘を共有してきました。災害復興住宅での生活復興に何が本当に必要なのか。行政は様々に震災の施策を繰り広げてきましたが、そうした施策において果たして私たち被災者がどこまで震災復興の当事者であると思えたでしょうか。疑問といきどおりが湧いてくることさえあります。私たちはその原因と対策を自らの手で見つけ出すべく改めてアンケート調査を実施することにしました。私たちの優位は、唯一それだけだと言っていいのですが、私たち自身もそうであるように、私たちのすぐそばで、日々の息苦しさに耐えている多くの友人たちのいることです。今回のアンケート調査が私の、あなたの苦闘に微力かもしれないけれども、何かであり得たらと願っています。