「上筒井から」Vol.2(Nov. 1998)

仮設居住者実態調査の会から

仮設居住者実態調査の会では先般、神戸市に対し下記の要望書を提出しました。



神戸市長 笹山幸俊様

仮設居住者実態調査の会代表 上原孝仁


 入居当初来の仮設住宅密集状態から一転して仮設過疎化現象へ、そしていま、仮設住宅に独り取り残されるかもしれない孤立感にさいなまれて、私たち仮設居住者は3年有余の歳月を過ごし、身も心もほとんどずたずたになって現在を迎えています。

 しかし、否、だからこそ私たちの主張は唯一つに集約されてきています。即ち、いまなお行き先の決まらない仮設住民を支えていこう、その仮設居住に連帯していこうとのそれです。 

 1995年阪神・淡路大震災最大の被災地神戸の自治体においては、少なくともこの点はご賛意いただけると確信して、以下、私たちの要請書を提出します。ご検討の上、実現の方途を速やかに提示されますように要請します。



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