「ホームレス」をめぐる4つの話(全4回連続講座)
第1回 「ホームレス」をめぐる現状と施策
―被災地・神戸からの発信―
青木 茂幸さん(神戸の冬を支える会事務局長)
京都市生まれ。1995年1月17日に未曾有の被害をもたらした「阪神・淡路大震災」発生以後、京都で自営業を営みながら、週末に神戸で「ボランティア」としてYWCA救援センターで救援活動を続ける。1998年に神戸に移り住み、以後は「神戸の冬を支える会」での活動を中心に行っている。
2004年7月31日(土) 14:00〜16:00
震災直後の「人が助け合う」といった空気は、本来人が持っている真実のように思えました。しかし残念ながら、その後の復興施策の中で人がバラバラにされ、その輝きはほんの一瞬のことのようにかき消されてきたように思えます。すべてが「過去のこと」として、日本全国はもとよりこの神戸でも忘れ去られていくことに歯がゆい思いをし、神戸に移り住むことにしました。「神戸の冬を支える会」は野宿者をめぐる課題を中心に活動を行ってきていますが、3年ほど前からは、意識的に「都市貧困問題」として捉えるようになってきています。震災を経験した神戸から全国に、震災後の支援施策の中から普遍化できるような支援策について提案していく必要があると考えています。 |
参加費 500円(資料代含)