わたしたちの活動
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    「特定秘密保護法案」に関して(2013年11月)

    この臨時国会は、「改憲」ではなく、立法と解釈により憲法を飛び越えて武力行使できるようにする準備が進められていることが問題です。
    「改憲反対!」ではなく、「特定秘密保護法案」を含め、この臨時国会で議されている以下の事柄を交えたメッセージを地元の国会議員に送りましょう。

    国家安全保障会議(日本版NCS)関連法案の審議
    国家安全保障戦略(武器三原則の更なる緩和がなされます)
    新防衛大綱

    メッセージ例: 
    「特定秘密保護法案の反対を貫いてください。」
    「特定秘密保護法案、ならびに、国家安全保障会議設置関連法案について、反対を貫いてください。応援しています。」
    「特定秘密保護法案をはじめ、一連の武力行使できる国への地ならしに反対です。●●さんの国会議員としての判断と行動を応援しています。」


    神戸YWCAは地元の国会議員の方々に、以下のような「特定秘密保護法案」反対のメッセージを送りました。

     私たちYWCAは、先の戦争に対して十分に反対の声を上げることができなかった反省から、
    戦後の活動を進めてまいりました。平和な社会実現のため日々、真摯に活動しております。

     私たちは、再び戦争への道をつくる法案に強く反対の意を表します。
    誰よりも、生命を産み育てる女性の立場から、「生命」を脅かす法を許すことはできません。

     特定秘密保護法案では、「防衛」「外交」「特定有害活動の防止」「テロリズムの防止」
    に関して、国が「特定秘密」に指定したことを洩らしたり、洩らすことを誘導したりすると
    厳罰に処されます。対象になる者は公務員だけでなく、大学研究者、報道者など、民間人も
    含まれます。既にご存知かと思いますが、私たちの代表であるべき「国会議員」の方々も
    対象になるのです。

     私たちの生活に関わること、例えば放射能被害や食品の安全性などの情報も秘密にされる
    怖れがあります。今後、オリンピック開催という目標に向かい、テロ防止という名のもと、
    私たちの「知る権利」やプライバシーがさらに侵害されるのではないかと考えます。

     国家安全保障会議(日本版NSC)設置、国家安全保障基本法にも反対です。アメリカと
    ともに戦争することを目的に、集団的自衛権を行使しようとする政府に強い憤りを覚えます。

     国会議員としての誇りと、私たち国民の代表であるという責任において、
    特定秘密保護法案について慎重に考慮され、反対の意を貫いていただくことを強く望みます。

    2013年11月11日

    神戸YWCA



    YWCA(ワイ・ダブリュー・シー・エー/Young Women's Christian Association)は、キリスト教を基盤に、世界中の女性が言語や文化の壁を越えて力を合わせ、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現する国際NGOです。
    1855年英国で始まり、今では日本を含む125あまりの国と地域で、約2,500万人の女性たちが活動しています。